プロジェクトファイル暗号化
プロジェクトを暗号化して、知的財産を保護し、許可されていないユーザが読み取ったり編集したりできないようにすることができます。
パスワードを使用してプロジェクトを暗号化した場合、パスワードを紛失するとプロジェクトを回復できなくなります(削除することしかできなくなります)。
プロジェクトの暗号化
パス:[プロジェクトビュー] > [<プロジェクト名>]を右クリック > [プロジェクトの暗号化]
プロジェクトがすでに暗号化されている場合に同じコマンドを実行すると、プロジェクトを復号化するためのパスワードの入力が求められます。
次のダイアログでは、暗号化レベルとして非対称暗号化「AES-128ビットCBC」または「AES-256ビットCBC」を選択できます。
画像の暗号化が必要がない場合は、画像の暗号化しないことでHMIデバイスのパフォーマンスを向上させます。
プロジェクトを暗号化すると、JMobile Studioでプロジェクトを開くたびに、パスワードの入力が求められます。
HMIランタイム
プロジェクトが暗号化されていることがHMIランタイムで検出され、プロジェクトを複合化するパスワードがわからない場合、パスワードの入力を求めるダイアログが表示されます。パスワードは、1回だけ要求され、HMIデバイスの安全な領域に保存されます。
パスワードが格納されている保護された領域
パスワードは、HMIデバイスの安全な領域に保存されます。アプリケーションの初回実行時にパスワードが要求されないように、この領域にアクセスして事前にパスワードを入力することはできます。
JMobile PC Runtime
JMobile PC Runtimeが使用するパスワードには、[Windows資格情報]タブ内の[HMIServer]項目にあるWindows Credential Managerアプリケーションを使用してアクセスできます。
JMobile HMI Runtime
JMobile HMI Runtimeが使用するパスワードには、HMIデバイスの[システム設定]の[セキュリティ]領域からアクセスできます("セキュリティ"を参照)。
セキュリティ領域では、以下のパラメータで保存されます:
- ドメイン = HMIランタイム
- シークレットID = プロジェクトの暗号化
- タイプ = パスワード
- シークレット情報 = 暗号化されたプロジェクトを読み込むのに必要なパスワードを入力します。